akadaikonのブログ

日々、思ったことを気ままに綴ります

 職業は?

 しばらくご無沙汰した。
何となく気分がすぐれず、どうにもできず、何か不満や愚痴をぶつけそうで、しばらく書くのをやめていた。


 このところずっと職業は無職としていたが、見栄えが悪いので、これからは農業とでもしようかな?
そう考えるこのごろである。
けれども農業といっても実態はないようなものだ。農業では全く生産レベルに達しておらず、収支で言えばマイナス以外に何もないからだ。
数日前に田んぼの草刈りをしてきたが、周りに迷惑と言われるので草刈りしているだけで、もう耕作しなくなって20年以上はたつ。
ひょっとしたら30年以上?父が亡くなってしまったので、さっぱり分からない。
ただし税金と干拓の賦課金は毎年来るので、この税金と賦課金はまるきり持ち出しである。
50年以上前に干拓して水田にしたらしいが、最初の頃だけで不人気らしい。
売りたいという希望者は多いのに買いたいという人がいない。
ある程度、少なくても一カ所で数ヘクタールとまとまれば買うという人はいるらしいが、
それだけの面積なんてまとまらない。
私の家の水田も道路が後から作られたりして10アール少々である。となりの水田は25アールほどでその隣は20アールか30アール。
こういう状態である。
100アールが1ヘクタールである。
最近はおいしい米でないと売れないので、多量収穫米でなく人気種が作られる。
それでも10アールで収穫は7俵か7俵半がせいぜいである。
昨年はどのくらいか不明だが、2~3年前は安くて1俵8000円くらいで補助がついても1万少々だったらしい。
これでは1ヘクタールで70~80万円にしかならず、採算ベースで行くなら最低でも5ヘクタールはほしい。
こういう状態でありながら、税金と賦課金で10アールあたりで1万円以上はかかる。
私は耕作せずに草刈りしているだけだがで、税金と賦課金を払っている。
ただ相続した水田があるだけで、税金と賦課金を払うだけでなく草刈りや溝掃除、時には
他の負担も背負わされている。
割に合わないがやむを得ない。


 畑も似たようなものでたいした作物は作らないのに草刈りや耕作等維持費だけがかかっているだけだ。
無職ですることもないけど、田畑の維持だけの作業はしている。
そういう訳で、「職業は?」と聞かれて「無職です」としばらく答えてきたが、どうも相手によってはいい顔されないので、「農業です」ということにしようかな。
そう考えたりもするこのごろである。
結婚歴なし、一人暮らしで「無職です」と答えるとどうも相手は受ける印象は良くないらしい。
なかには表情、態度までやや変わる人がいる。


 こういう訳で、最近は実態はないけど、「農業」とした方がややましかなあ・・
そういうことを思うこのごろである。